アセスメント

応用行動分析学(ABA)では,介入を行う前や介入中,介入後など必要に応じて適宜アセスメントを行なうことをとても大切にしています。

 


アセスメントによって,

①問題や困難を具体的にし,

②いつどの程度生じているのか,

③誰にとって問題なのか,

④どのようなスキルの不足で問題が生じているのか,

⑤どのような意味(行動の機能)があるのか,

⑥今現在どのような効果的な行動を獲得しているのかなどを把握します。

 

それによって,

①何を目的に,

②どうやって,

③いつまで,

④どうなるまで介入をするのか

を具体化することができます。

また,介入前(ベースラインといいます)の情報と介入中,介入後の情報を比べることで,具体的にどこにどれくらいその効果があったのかをある程度判断することができます。「なんとなく良くなった」とあいまいに評価するのではなく,だれが見ても「確かにそうだ」と判断できる事実から効果を判断することの方が大切です。

アセスメントの流れ

アセスメントは基本的には以下の方法で行ないます。

いつ? どうやって? どのようなことを?
事前に 自己記入式 お子様の発達の具合や基本的な生活習慣,問題行動の内容などの諸情報をご記入いただく「インテイク用紙」を私たちから郵送しますので,到着後その用紙にご記入いただきます。
1回目

インタビュー

直接行動観察

お子様,ご家族,担任の先生など関わる方々と話し合いを行ない,今現在どのような環境で生活を行なっているのか,どのようなときに問題や困難が生じやすいのか,どのような変化が期待されているのかなどを把握します。その情報をもとに直接に行動を観察します。
2回目以降 直接行動観察 ご家庭や学校,地域社会など介入が必要な場所で直接お子様と周囲の環境の様子を観察し,どのような問題や困難が生じているのか,なぜ生じるのか,どのようなスキルを身に付けることで変化が生まれるのか,どのような資源(よりよい行動,人間関係,使える物理的資源など)を持っているのかなどの情報を集めます。

介入中

介入後

直接行動観察

行動観察や話し合いによって支援方法が決まり,実際に介入が始まった後に必要に応じて適宜その介入方法が妥当であったか,問題はないか,どの程度効果があるのかなどをチェックしていきます。場合によっては,介入計画を変更し,さらにその効果を確認していきます。

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