ABASaCについて


ABAに基づくセラピーや子育て支援をしています

ABAサービス&コンサルティング (ABASaC,アバサック)では,日常生活や社会生活を送るのに困難を抱える子どもたちとそのご家族や先生方へ,応用行動分析学 (Applied Behavior Analysis; ABA) に基づくセラピーや子育て相談,教育支援を提供しています

 

ABASaCのスタッフは全て,心理学系の大学を卒業し,大学院にて応用行動分析学を主たる研究領域として学習・研究をしています。多くは,臨床心理士,あるいは,公認心理師(国家資格) の有資格者です。


実生活場面での丁寧なアセスメント

家庭や集団生活場面に出向いて,お子様の実際の様子を観察し,どのような環境で,何ができて何ができないか,どのような課題があるのかなどを丁寧にアセスメントします。

アセスメントには,ABA-iDI (ABA integrated Developmental Inventory) を使用します。

ABA-iDIは,国内外の様々な文献リサーチを経た,ABASaCオリジナルの包括的な早期療育プログラム,兼アセスメントツールです。


ABA-iDIは,子どもたちの発達や学習に必要なスキルの多くを網羅しています。

その領域は,全22領域 (好子・学習姿勢,視覚認知,粗大動作模倣,微細動作模倣,粗大運動,微細運動,遊びと余暇活動,理解言語,音声模倣,要求言語,叙述言語,応答言語,算数・計算,読字,集団・教室活動,更衣,食事・家事,排泄,衛生管理,安全行動) に及び,スキル数は2000にのぼります。


包括的でオーダーメイドな早期療育の提供

アセスメント結果とご家族の状況やニーズに合わせて,ABAに基づく包括的でオーダーメイドな介入をご提供します。
特に,発達障害や自閉スペクトラム症,ADHDを持つ子どもたちへ,ご自宅において,様々なスキルの獲得を促す早期療育のセラピーを提供します。

また,どう子どもに関わったらよいのかをご家族と一緒に考え,関わり方を調整するコンサルテーション (子育て相談) などのサービスも提供します。


ABAには,子どもが起きて生活している間,様々な機会において介入をする機会利用型介入法や,PRT (機軸行動発達支援法) といった介入方法があります。

ABASaCでは,機会利用型やPRTの様々な文献をリサーチし,様々な発達段階にあるお子様やご家族のニーズに合わせた「日常でできるABA介入プログラム集」を用意しています。24時間年中無休で介入できるという意味から,「ABA-24/7」と名付けられたプログラムに基づいて,各ご家庭のニーズやお子様の学習状況に応じて,日々の介入方法をご提案します。


応用行動分析学 (ABA) とは

行動分析学 (Behavior Analysis) は,人を含めた動物の行動が環境との相互作用の中でどのように増えたり減ったりするのか(学習されるのか)を科学的に研究する心理学 (行動科学) の1分野で,アメリカの心理学者B.F.スキナーによって体系化されました。

 

応用行動分析学 (Applied Behavior Analysis; ABA) は,その行動分析学を,人が生活するこの社会でのさまざまな問題や課題に応用していこうとする実践的で科学的な学問です。

 

昨今,ABAは特に発達障がい児・者へ適切なスキル獲得や問題行動の低減を目的として研究と臨床的実践が行なわれていますが,それだけではなく,学校教育やスポーツ,産業や工業,企業の人事,医療やリハビリテーションなど,人が生活するさまざまな分野で応用されています。

 

【おすすめ入門書籍】

杉山尚子 2005 行動分析学入門 ―ヒトの行動の思いがけない理由  集英社新書

 

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