アセスメントと介入プラン


ABA-iDIで今とこれからを見える化します

ABASaCでは,介入前,介入中,介入後の各フェーズで適宜アセスメントを実施します。

 

アセスメントには,ABASaCの包括的な早期療育プログラムABA-iDIを用います。

 

ABA-iDIによって,今何ができるの?次に何をしたらいいの? どれくらい進んだの?を見える化します。


ABA-iDIは,子どもたちの発達や学習に必要なスキルの多くを網羅しています。

その領域は,全22領域 (学習姿勢,視覚認知,粗大動作模倣,微細動作模倣,粗大運動,微細運動,遊びと余暇活動,理解言語,音声模倣,要求言語,叙述言語,応答言語,算数・計算,読字,集団・教室活動,更衣,食事・家事,排泄,衛生管理,安全行動) に及び,スキル数は2000にのぼります。


多過ぎて困る行動のアセスメント

自傷,他害,器物破損,暴言,癇癪,離席など,多すぎて困る行動がある場合には,これらの行動に関しても,以下の項目を中心にアセスメントします。

  • 問題や困難は何か?
  • 過剰な行動の場合,それはいつどの程度生じているか?
  • 誰にとって問題なのか?
  • どのようなスキルの不足で生じているのか?
  • その行動にはどのような機能 (効果) があるのか?
  • 現在どのような効果的な行動を獲得しているのか?

介入プラン

アセスメント結果に基づき,介入プランを立てます。

ご家族との十分な話し合いの時間を設け,ご家族の希望,優先順位を盛り込みながら,介入プランを立てます。

 

①何を目標にしよう?

②どうやって達成しよう?

③達成基準は?

④サポートの仕方は?


また,介入前(ベースラインといいます)の情報と介入中,介入後の情報を比べることで,具体的にどこにどれくらいその効果があったのかをある程度判断することができます。「なんとなく良くなった」とあいまいに評価するのではなく,だれが見ても「確かにそうだ」と判断できる事実から効果を判断することの方が大切です。